小さな異変 何気なく放っておくとシロアリ被害の原因に!!


以下の写真は床下の土台が浸水し、腐れや白蟻被害が発生している様子を写したもので、

日常で床下のメンテンナスを行わず、築年数が経過した住宅で比較的目にする状況です。


浴室配管部分の腐れ

 

水漏れによって傷んだ土台

 

 

床下の浸水には状況によって様々な原因がありますが、

浴室のタイル目地に使われているモルタルは時間とともに劣化していきます。

その細かなヒビ割れや隙間から水分が床下に浸透し、土台を傷めてしまうのです。

 

例えば、このような箇所には注意が必要です。

 ↓↓↓↓↓↓↓

浴室のタイル目地に注意

 

 

処理の方法としてはタイルの目地に小さな穴を開け、薬剤を注入します。

さらに床下に潜り、土台にも薬剤を処理していきます。

浴室の処理は目地に小さな穴を開け、薬剤を注入します

 

 

ほんの小さな亀裂でも放っておくと、シロアリ被害を起こすことになりかねません。 

また、せっかくシロアリの防除を行っても、薬剤が水に流されてしまい、しっかりと効果を発揮できなくなります。

 

お風呂場は常に水を使用し、床下も湿気がたまりやすい環境です。 

建物をシロアリや腐朽(くされ)から守るためには、小さな異変も放置せずに、定期的にメンテナンスすることが重要です。

 

 

詳しい点検方法や工事について弊社HPにて紹介しています。

http://www.woody.co.jp/

 

 

記事担当:テクニカルチーム 安藤

シロアリの侵入は床下からだけではありません【株式会社テオリアハウスクリニック】

こんにちは。テクニカルチームの金谷です。

 

今回は、定期的に予防工事をしていたにも関わらず、

2階の窓枠からシロアリの羽アリが飛び出した事例をご紹介します。

 

被害を確認しようと床下に潜ってみると、玄関横の木材に少し水分が滲んだ跡があるのみでした。

そこで羽アリが飛んだ2階の窓枠周辺や外壁・基礎部を調べると、雨漏れを起こしていることが分かりました。

雨漏れのため壁の内部が湿った状態になってしまい、白蟻は基礎と化粧モルタル(基礎の外側を覆う仕上げ材)の間から侵入していたのです。

 

処理としては被害部周辺に小さな穴を開け、薬剤を注入しました。

P4260012.JPG

 

しかし、被害発生の原因である外壁の防水工事を行わないと

注入した薬剤が流されてしまうため雨漏れの修繕も行なってもらうようお客様にご説明しました。

羽アリ発生報告【株式会社テオリアハウスクリニック】

こんにちは。テクニカルチームの岩井です。

4月末〜5月にかけては全国的にヤマトシロアリの羽アリが飛び出す時期で、

室内に羽アリが出て被害に気づくということが多いです。


ヤマトシロアリ 羽アリ(ヤマトシロアリの羽アリ)

 

 

 

今回の現場は都内にお住まいのお客様宅で、2階のお部屋に羽アリが発生しました。

1階には浴室が位置しており、そこから壁をつたって室内に飛び出したようです。

 

壁面を剥がして被害の様子を直接確認できれば一番理想ですが

手間や費用が非常にかかるため、現実的にはリフォームが前提でない限りはそうも行きません。

そこで、通常は壁面に3ミリ程度の穴を開け、そこから薬剤を注入する『穿孔処理』を施します。

 

壁面に小さな穴を開け、薬剤を注入します

 

また、被害のある箇所と合わせて羽アリが飛び出した隙間にも薬剤を処理します。

 

羽アリが飛び出したすきまにも

 

 

詳しく調査した結果、今回の羽アリ発生箇所とは別の場所にシロアリの生息が確認されました。

まだ被害を受けていない部分の被害を予防するためこちらも薬剤で処理します。

予防も同時に行います

 

 

被害のない建材へも予防処理を施します

 

 

室内での羽アリ発生はシロアリの生息を示すものであり、

今回のケースではシロアリの食害は比較的軽微な状態で処理することができました。

 

このようにシロアリ被害の早期発見のポイントは、「羽アリの発見」です。

室内にて羽アリの発生・死骸を確認された場合には、まず専門業者へご連絡を!

 

 

 

↓羽アリ発生時の詳しい情報を掲載しております。(別サイトへ移動)

関東エリア版:羽アリを発見したら取るべき行動まとめ

玄関部に見られる白蟻被害と駆除工事【株式会社テオリアハウスクリニック】

テクニカルチームの金谷です。

今回は、玄関部分の駆除工事について説明させて頂きます。

 

土の中に暮らす白蟻にとって玄関の框(かまち)や巾木、ドア枠は地面から近くにある木材なので、玄関はシロアリ被害が最も出やすい場所になります。


玄関部分は被害が目につきやすいものが多く、初期の段階で見つかることもありますが、やはり白蟻被害が出る前に予防工事を行うことが一番です。


白蟻は光や乾燥など、外からの刺激を嫌うので木材の表面だけ残して中を食べてしまい、発見したときには被害はかなり進行してしまっていることもあります。

玄関框(かまち)への白蟻被害.jpg

 

玄関巾木(はばき)への白蟻被害.jpg

 

シロアリ被害がある場合には、見た目に異変が無くても触ってみて被害を発見できる場合もありますので、定期的に玄関周りの木材を触ってみることをおすすめします。


また、玄関のタタキを水洗いする際には、そのまま放置するとタイルの目地(隙間)から水分が浸透してしまい白蟻を呼び込んだり、周囲の木材が腐る可能性が高くなりますので注意が必要です。

 

掃除後は雑巾で水分を拭きとったり、ドアを開けて風通しを良くしたりするなどを心がけるようにしてください。

 

玄関部の被害について、当社で行っている駆除方法を説明します。

 

『タタキ穿孔(せんこう)』

玄関工事の定番工法です。

タタキに小さな穴を開け、薬剤を注入します.JPG

玄関は構造上、基礎コンクリートで囲われた枠の中に土を盛り、その上にコンクリートを流しこむという造りが多いため、単純に床下からの処理では不十分な場合があります。


このタタキ穿孔は、玄関タタキのタイル目地にドリルで小さな穴をあけ、コンクリート下の土壌に直接薬剤を浸みこませる処理方法です。


処理後はモルタルで開けた穴を補修します。しかし、タイルの目地幅が狭かったり、

関下に配管が通っているなど状況によりタタキ穿孔できない場合もあります。


 

 

 

 

『框下空間穿孔』

玄関タイルの立上り部分を穿孔し、框(かまち)の下の空間を薬剤で満たす作業で、

床下から白蟻が上がっているのを確認できない場合でかつ玄関に被害がある際処理します。

空間が無い場合、薬剤が入らないので構造上処理できない場合もあります。

 

被害に合いやすい框下の空間にも薬剤処理を施します.JPG

 

 

 

『框(かまち)、ドア枠穿孔』

白蟻の餌となりうる木材に直接薬剤を注入する方法です。

薬剤を注入することで白蟻に食べられなくなりますが、

被害が出ていると処理後綺麗に補修ができない場合や穿孔箇所自体が目に付くことがあります。

 

玄関ドア枠に穴を開け、薬剤を注入します.JPG

 

玄関ドア枠へ薬剤注入.JPG

 

コンクリートの床下でもシロアリ予防が必要な理由【株式会社テオリアハウスクリニック】

防蟻の工事にお伺いした際にお客様からよく聞かれる質問で、

この家の床下はコンクリートだけど防蟻工事が必要なの?」というものがあります。


床下がコンクリートだと、シロアリが侵入しないと思われている方も多くいらっしゃるのです。


あまりご存じない方が多いのですが、実は、コンクリートを床下に敷設している本来の目的は、シロアリ対策ではなく湿気対策です。

 

その為、防湿コンクリートと呼ばれています。

 

コンクリートであっても、継目やひび割れ等で隙間が生じてしまい、コンクリートの下にある土からシロアリが侵入してきます。

コンクリートに発生するヒビ・継ぎ目.JPG

 

その際には隙間が0.6ミリあればシロアリは侵入することが可能で、場合によっては隙間を少しずつ広げる事もします。


そして、そこからさらに蟻道(シロアリの通り道)を作り床下の木部に取り付き被害となります。


床下での侵入経路.JPG

 

実際、鉄骨の建物であっても床下で木を一切使っていないという造りは珍しく、

大引きや根太は木であることがほとんどです。また更にその上の床材(フローリングや畳)や壁に直接被害を与えるケースもあります。

その為、床下がコンクリートであってもそれだけではシロアリの侵入を防ぐことは難しいのです。


そこで、防蟻工事が必要となります。
床下では、まず、木部に防蟻剤の散布します。先にご説明したように、土台や大引きは木ですからそこに散布します。


木部への処理.JPG


その後で土壌(この場合はコンクリートですが)に防蟻剤の散布となります。


基礎際を重点的に.JPG


基礎際を重点的に床下全面に撒きますので、これを先にやってしまいますと、

木部を撒くときに全身びしょ濡れになるので順番は注意しています


床下全面への処理.JPG

床下全面に散布すれば床下作業終了です。

撒いた直後だと床下はびしょ濡れですが、状況にもよりますが下がコンクリートであれば、一日もあればほとんど乾くと思います。

これにより床下に対白蟻用のバリアを張った状態となりますので、地面の下から来ようとするシロアリの侵入を防ぐことができます。

 

●当社シロアリ情報サイトはこちらよりどうぞ↓↓

http://www.woody.co.jp/

 

記事担当:岩井数行

基礎断熱住宅のシロアリ駆除・予防【株式会社テオリアハウスクリニック】

当社では、近年増加する基礎断熱住宅でのシロアリ駆除および予防施工も行なっています。

 

基礎断熱住宅の被害では、床下内からの侵入だけではなく、

建物基礎周りの断熱材からもシロアリが侵入してきます。

特に断熱材の中は、外が寒くとも温度が保たれているため、

冬でもあまり関係なく被害が進行します。

※シロアリは、「断熱材と基礎の間」もしくは「断熱材の中」に侵入・生息してきます。

 

 

また基礎断熱住宅では、通常の液剤による施工ではなく、

モルタル状の薬剤を用いたシロアリ防除施工を行ないます。

 

今回は、先日お伺いした埼玉県内での外基礎断熱住宅での施工例をもとに、

基礎断熱住宅のシロアリ駆除・予防施工をご紹介します。

 

 

●外基礎断熱住宅での施工紹介

 

@基礎周りの化粧モルタルおよび断熱材のカット

 

まずは、基礎断熱に防蟻施工を行うため、

基礎の化粧モルタルおよび断熱材の上部をカットします。

 

・カット前の様子(建物外周)

基礎断熱カット前1

基礎断熱カット前2

 

・カット後(建物外周)

基礎断熱カット後1

 

基礎周りの上部をカットし、施工するスペースを作ります。

※基本的には、工務店さんにカットをして頂きます。

 

断熱材カット後2

カットすると、化粧モルタル内の断熱材が見えます。

 

今回の物件では建物に被害が出ており、

カットした断熱材の中にも、ところどころにシロアリの作った蟻道(通り道)が確認されました。

カットした断熱材に残る蟻道

 

 

Aモルタル状薬剤による施工

 

次は、カットした化粧モルタルと断熱材の上部に、モルタル状薬剤を塗っていきます。

モルタル状薬剤を水で練って作っています

 

当社では基礎断熱の施工には「タケロックMCブロック」という薬剤を使用します。

この薬剤を水で練ってモルタル状にし、カットした基礎断熱および化粧モルタルの上部に塗っていき、

下から上がってくるシロアリを駆除・予防します。

MCブロック施工の様子

 

※建物の被害状況によっては、モルタル状薬剤塗布の前に、

基礎周りや床下空間に薬剤による施工を行う場合もあります。

 

・施工前

MCブロック施工前

 

・施工後

MCブロック施工後

 

施工後、モルタル状薬剤が乾くとコンクリートの様にしっかり硬くなり、

また薬剤の効果と相まって、地中から上がってくるシロアリをブロックします。

 

 

●内基礎断熱住宅の場合

 

内基礎断熱住宅の場合も、内部の断熱材上部をカットし、

カットした部分の上部にセメント状薬剤を塗布していきます。

 

タケロックMCブロック」は乾燥後、薬剤成分や臭いが非常に蒸散しにくいため、

内基礎断熱住宅でも施工することが可能です。

シロアリを呼ぶ廃材の放置【株式会社テオリアハウスクリニック】

当社が建物の床下点検・調査にお伺いする際、

しばしば以下の写真のような状況が見受けられます。

 

床下に散らばる木片

 

床下の木片拡大写真

 

これは、床下に散らばっていた木片です。

 

 

また別の場所では・・

 

床下にあった廃材

 

床下の廃材拡大

 

建築時に不要になり、処分されずに残ったとみられる廃材が、

そのまま床下に放置されています。

 

 

こういったことは、床下内の地面に直接シロアリの餌を放置しているも同然で、

不必要にシロアリを呼び寄せてしまうことになりかねません。

 

以下の写真は、床下に放置されていた木片にシロアリが侵入・加害してしまっている写真です。

床下で食害された木片から蟻道

※木片から蟻道(シロアリの作るトンネル)が伸び、周辺へ食害範囲を拡大させようとしていることがわかります。

 

 

こういったことは、実際に床下を点検・調査してみないとわからないことではあるのですが、

できれば建築される方たちによって廃材などは適切に処分していただきたいものです。

 

 

また、床下だけでなく建物の周りに廃材などを放置することも、

シロアリ侵入・被害の引き金となりかねませんのでご注意下さい。

 

 

 

 

●床下点検やシロアリ対策に関するご相談は下記シロアリ専用サイトよりどうぞ↓↓●

http://www.woody.co.jp/

 

 

 

記事担当:日暮

床下換気扇や防湿シート・調湿剤ではシロアリ対策になりません。【株式会社テオリアハウスクリニック】

以前当社が調査依頼を頂きお伺いした際の事例です。

取り付けられた床下換気扇

 

床下かくはん機

 

床下には防湿シートや調湿剤も敷かれています

 

ご覧のとおり、床下に入ってみると床下換気扇や調湿剤、防湿シートなどが取り付けられていましたが・・、

 

 

シートの端から伸びる蟻道

 

端から伸びた蟻道と食害

基礎の角(防湿シートの端)から長い蟻道(シロアリの通り道)が伸びていました。

※茶色く長細いものが蟻道です。

蟻道は乾燥から身を守るためにシロアリが土や糞で作り出すトンネル状の通り道です。

 

さらに少し離れたところからは・・

 

蟻道が3本

蟻道が横並びに3本作られていました。

 

床下換気扇や防湿シート、調湿剤は、シロアリ対策にもなると一部で言われていますが、

実際には今回のようにシロアリが侵入してきて加害してしまうこともあるのです。

 

また、床下の湿気が酷く、換気扇を取り付けたとしても、

取り付け方が悪いと通気も悪い状態のままという場合もあります。

 

床下の湿気対策はシロアリが生息しにくくなる要因の一つとなりますが、

たとえ床下が乾燥していてもシロアリは蟻道を作り出して侵入してきますので、シロアリ対策にはなりません。

 

 

 

記事担当:日暮

床下にて無数の蟻道【株式会社テオリアハウスクリニック】

 

先日当社が点検したある建物での出来事です。

 

まず、建物の外周を調査してみると・・

 

建物外周の外蟻道

建物の外壁に外蟻道が確認されました。

 

 

そして今度は床下内を調査してみると・・

 

防湿コンクリートの床下に無数に伸びる蟻道

無数に伸びるヤマトシロアリの蟻道が確認されました。

※手前には雑草も2本生えています。

 

防湿コンクリートの床下に伸びる蟻道

蟻道は床下内のありとあらゆる所に伸びており、木部には食害被害も確認されました。

 

 

ちなみに、たとえベタ基礎や防湿コンクリートのしかれた床下などでも、

シロアリはいとも簡単に侵入してきてしまいます。

 

床下がコンクリートだからといってシロアリ対策を怠ることは、

常にシロアリ被害のリスクがつきまとうこととなりますのでご注意下さい。

 

 

 

●シロアリに関するご相談はこちらより↓↓

 http://www.woody.co.jp/

 

 

 

 

・記事担当:日暮

羽アリ発生報告続々【株式会社テオリアハウスクリニック】

豪雨や強風・竜巻など、様々なことが起きている5月ですが、

この時期は例年通り、各地でヤマトシロアリの羽アリ群飛が確認されました。

 

 

こちらは東京都内で、浴室のドア枠より羽アリが発生した様子です。

お風呂場前のドア枠が・・

 

ドア枠が縦に食害されていますが、

よく見てみると、発生した羽アリが隙間に詰まっています。

羽アリが詰まっています

 

 

下の写真は発生した羽アリの死骸を拡大したものです。

乾いた羽アリ

時間が経過しており、体が乾いてしまっています。

 

 

また、こちらは室内および床下で羽アリが群飛した例です。

床下での羽アリ

室内の羽アリは既に住人の方が取り除かれた後でしたが、

床下ではまだ羽アリが群がっています。

 

また、別のお宅でも床下にて羽アリが確認されました。

床下の基礎角にて

 

食害された束の側にも、羽アリが群がっています。

束に羽アリと食害

 

 

羽アリが発生した建物に調査へ向かうと、既に羽アリが取り除かれていることが多くありますが、

床下などの見えない場所でも羽アリが発生し、そのまま活動しているケースもあります。

※ ただし、床上での発生同様、多くの羽アリはそのまま死んでしまいます。

 

 

【羽アリが止まってもシロアリ被害は止まらない!?】

 

そしてここで注意したいのが、羽アリの発生が止まったからといって、

シロアリによる建物の食害被害が止まるわけではない、という点です。

 

建物内での羽アリ発生は、その建物が被害に遭っている可能性が高いことを示しますが、

羽アリはその建物に生息するシロアリの集団のほんの数パーセントの数からなるものであり、

たとえ羽アリの発生が止まったとしても、残りのシロアリによる食害は進行していきます。

 

点検時のシロアリ

 

 

シロアリ被害の早期発見のポイントは、「羽アリの発見」です。

室内にて羽アリの発生・死骸を確認された場合には、まず専門業者へのご相談を!

 

 

 

↓↓シロアリや羽アリに関するご相談はこちらより↓↓

http://www.woody.co.jp/

 

 

 

 

・記事: 日暮

シロアリの羽アリシーズン到来!!【株式会社テオリアハウスクリニック】

前回ご紹介をした、ヤマトシロアリのニンフ(羽アリになる前のシロアリ)ですが、

 

観察・実験のために、再び取り出してみると・・

 

 

体が黒くなり、しっかりとした羽も生え、群飛を迎えようとしていました。

 

羽アリを取り出しました

 

 

羽アリが2匹

 

群飛直前の羽アリ

 

 

ヤマトシロアリの羽アリは、通常6〜7mmぐらいの大きさです。

 

この羽アリはおよそ6mm

※ 羽を含めると1cmを超えます。

 

 

 

また、シロアリの羽アリは群飛してしばらく経つと羽を落とし、「落翅虫」となります。

 

そのため、この落翅虫が家の隙間に入り込んでしまい、シロアリの姿は見えなくとも、

お風呂場や玄関まわりなどに、羽だけが大量に落ちている・・といったこともあります。

 

 

 

 

もう間もなく群飛のピークとなる羽アリですが、家屋内で発生した際の対処法は以下のとおりです。

 

 

・「まず落ち着く」

 

まずは落ち着きましょう。

シロアリの羽アリは毒などを持つことはなく、人間を攻撃してくることもありません。

また、発生した羽アリがそのまま増殖し、家を猛スピードで食い荒らしていくということもありません。

 

 

 

・「殺虫剤を使用しないこと」

市販されている薬剤では、その場にいる「羽アリ」を殺すことはできますが、

壁や柱等の奥に潜むシロアリ本体には届きません。

 

また、一般に市販されている殺虫剤には、シロアリが嫌がる成分を持つものが多く、

他のシロアリたちがその近辺から逃げていき、

かえって生息・被害範囲を広げて駆除することが難しくなることもあります。

 

 

 

・「掃除機で吸う」

出てきたものは放っておいてもほぼ死滅しますが、

気持ちが悪い場合には、掃除機で吸ってしまうなどしてください。

 

 

 

・「屋外で見かけた場合」

日本で最もポピュラーなヤマトシロアリなどの場合、

建物に予防工事など、あらかじめシロアリ対策をしていれば特に問題はありません。

 

しかし、予防工事をしていない建物内で羽アリを見かけられた場合は、

すでに建物が被害にあっている可能性が高いです。

その場合は、信頼できる専門業者にご相談されることが望ましいです。

また、念のため発生した羽アリの死骸などを保管しておいていただければ、スムーズに対応が可能となります。

 

※予防工事及び駆除工事をされていて、保証期間内の場合には、

無償で再工事ができますので、工事を行った業者様へご相談ください。

 

 

● 羽アリの群飛やその他の対処法については、こちらの過去記事を御覧ください

羽アリの動画と応急処置の方法について

 http://blog.woody.co.jp/article/13988109.html

 

 

 

 

 

記事担当:日暮

今年もシロアリのニンフが出てきました【株式会社テオリアハウスクリニック】

 

今年も、もう間もなくでシロアリの羽アリシーズンが到来します。

(※ シロアリの羽アリ群飛のピークは、4月下旬〜5月上旬です)

 

そんな中、社内で飼育・観察していたヤマトシロアリにも、

これから羽アリとなる「ニンフ」が発生しているのが確認できました。

 

写真中央にニンフが一匹います

※ 写真中央の大きいシロアリが「ニンフ」です。

 

 

ニンフとは、シロアリの職蟻(働きアリ)が、羽アリへと成長している途中の段階であり、

このニンフもこのままいけば、これから羽アリとなって群飛することでしょう。

 

ニンフは働きアリより大きくなります

※他の職蟻と比べると、ニンフの大きさがよくわかります。

 

 

また、よく見てみると、ニンフの背中に成長途中の小さな羽も生えてきています。

そして、これからさらに眼や羽が発達し、体色も黒くなってきます。

 

背中に羽が生え始めています

 

ニンフを横から見ると・・

 

 

 

当社では今後もこのブログを通じて、

皆さんにシロアリの防除や生態に関する情報をお届けしていきたいと思います。

 

 

 

 

記事担当:日暮

床下での羽アリ発生事例【株式会社テオリアハウスクリニック】

羽アリの発生は、その建物のシロアリ被害を発見するためのヒントとなりますが、

実は羽アリが大量に群飛していても、お住まいの方がそれに気付かれない場合があります。

その一つに、床下での発生があります。

 

以下にご紹介するのは、昨年の5月に鉄骨造の建物の床下で、羽アリの群飛が確認された事例です。

 

鉄骨住宅の床下から羽アリ発生

 

コンクリートの割れ目から羽アリが発生しています

 

コンクリートの割れ目から、ヤマトシロアリの羽アリが発生しています。

(※ どんなコンクートでも日が経つと高い確率でヒビ割れが生じ、

たとえ床下がコンクリートで囲われていても、シロアリの侵入してくる可能性は充分にあります。)

 

シロアリの羽アリ

 

 

少し離れた場所には、既に別のコロニー(集団)から発生したと思われる羽アリの死がいも確認できました。

別のコロニーとみられる羽アリの死がい

 

 

この様に、床下で羽アリが発生した場合には、

床下収納庫より下を覗いたり、あるいは点検を行わなければ、羽アリに気がつかない場合があります。

 

 

ちなみに、羽アリは群飛後、まずメスがオスを呼び寄せるためのフェロモンを分泌し、

これにつられたオスがメスと出会ってペアとなり、巣作りや産卵を行っていきます。

 

つまり、このペアが後の女王アリ・王アリであり、このペアから新しいコロニーが形成されていくのです。

 

 

また、羽アリの群飛している箇所には必ずといっていいほど、兵隊アリ(兵蟻)も一緒に現れます。

羽アリとともに兵蟻も・・

 

羽アリを護衛(?)する兵蟻

 

これは、群飛している羽アリを護衛するためであり、

普段は臆病で攻撃性の弱いヤマトシロアリの兵蟻でも、

この時ばかりは人前に現れることもあります。

 

 

 

これから本格的に春を向かえ、気温も暖かくなってくると、

いよいよ羽アリの群飛シーズンが始まります。

 

羽アリが建物の中で発生した場合には、その建物がシロアリの被害に遭っている可能性が高いので、

まずは専門業者へ相談することをおすすめします。

 

 

 

 

 

●記事担当:日暮

シロアリは冬眠しません【株式会社テオリアハウスクリニック】

寒い季節になると、

点検・施工先のお客様や、ハウスメーカーさん、リフォーム業者さんなどから、

 

「シロアリは冬眠をするの?」

「冬でも床下で活動するの?」

 

といったご質問をしばしばいただきます。

 

 

結論から言うと、シロアリは冬眠をしません。

 

そのため、冬でも住宅内に侵入し、活動を行うことがあります。

 

点検時に見つけたシロアリ

 

 

ただし、春から夏にかけての活動が盛んな時期とは異なり、

冬はシロアリの活動は鈍り、その食害のスピードも落ちてきます。

(※ 日本で一般的なヤマトシロアリの活動好適温は、およそ12℃〜30℃といわれています。)

 

しかし、近年増加する床暖房や高気密住宅、基礎断熱の建物など、

冬でも温かい環境に置かれる場合には、活発に活動することがあります。

 

また、暖房などによって結露が生じた場合には、たとえ冬の乾燥した時期であったとしても、

湿気を好むシロアリにとっては、活動しやすい環境が出来上がる場合もあります。

 

冬だからといって、シロアリに油断することは出来ません・・!

寒さに強くはないシロアリとはいえ、

あくまでも自然の生物である以上、なかなか人間の思うようにはいかないのです。

 

 

 

 

●記事担当:日暮

床下の広範囲に拡がるシロアリ被害【株式会社テオリアハウスクリニック】

今回ご紹介するのは、床下の広範囲に拡がるシロアリ被害事例です。

 

こちらのお宅では、浴室から羽アリが出たことにより被害が発覚し、

当社に点検のご依頼が寄せられました。

 

築40年以上の木造家屋でしたが、

その被害の範囲は、玄関・洗面所・和室・増築部と広範囲に広がっていました。

 

こちらは玄関下の土留め板の被害の様子です。

 

玄関下・土留め板の被害

 

食害が激しく、板の下部がボロボロにされています。

 

 

下の3枚の写真は、

あちらこちらで大引などの木材が食害され、また蟻道が張り巡らされている様子です。

 

蟻道が伸び、食害された大引

 

張り巡らされた蟻道1

 

張り巡らされた蟻道2

 

いたる所に蟻道が構築されてしまい、まるで蟻道の迷路ができている状態でした。

 

 

また、侵入口となる地面(土壌面)からの蟻道も多数確認されました。

 

長く伸びる蟻道

 

蟻道が伸び、食害もある束

 

束柱も激しく食害を受けています。

 

被害のある束

よく見ると、右側奥の基礎の角にも蟻道ができています。

 

 

今回のケースの様に、シロアリの侵入・被害の発見が遅れてしまうと、

それにともない被害の範囲もいたる所に拡大してしまうことがあります。

 

こういったシロアリによる食害から構造部材を守るには、

予防処置や定期的な点検による管理が重要となります。

 

また、羽アリの確認も被害発見の大きなポイントとなるので、

羽アリの群飛の多い4月〜5月(特に5月上旬)は注意して下さい。

 

 

 

記事担当:日暮

 

【関連記事】

・ シロアリの作る「蟻道」とは

 http://blog.woody.co.jp/article/14053036.html

 

・ シロアリとクロアリの羽アリを見分けるには? 

 http://blog.woody.co.jp/article/13400641.html

ウッドデッキなど屋外でのシロアリ被害について紹介します【株式会社テオリアハウスクリニック】

今回は、屋外で確認できるシロアリ被害について紹介します。


シロアリ被害に関するお問い合わせの中では、

屋外にある木材の被害に関するものが最も多くなります。

具体的には、ウッドデッキ・杭・枕木などです。


これは、シロアリの餌となる木材が土の上に無防備に置かれることと、

被害が直接目につきやすいことが原因です。

 

食害されたウッドデッキ

 

食害されたウッドデッキの脚

 

そして、それらの木材に被害が発生した場合、

今いるシロアリの駆除は薬剤処理でできますが、

雨風にさらされる場所のため、薬剤の効果を長期間維持する事は出来ません。


したがって予防という観点での薬剤処理はほぼ不可能です。

(薬剤が水で流れてしまうためです。)

 

食害された杭

 

激しい食害

 

しかし、薬剤による予防が困難な場所でも、

被害に遭いにくいようにすることは可能です。

 

以下、それらについて紹介します。



●防蟻・防腐処理の施された木材を選ぶ

 

ウッドデッキなど屋外で長期間使用するための木材には、

防蟻・防腐処理の施された『加圧注入材』などが販売されています。

 

これは防蟻・防腐成分を圧力により木材にしっかりと浸透させたもので、

通常の木材よりも、シロアリや腐朽による被害のリスクが大幅に減少します。


加圧注入木材は一般的な認知度は低いですが、

公共土木工事にも使われていて、意外に身近な存在です。

加圧注入材についてはこちらをご覧ください: http://www.lumbertech.jp/wooddeck.html

 

 

 

●ベイト工法による対策


これは、屋外の木材周辺に、『ベイト剤(固形型の毒餌)』を設置し、

建物周辺のシロアリの巣を駆除するというものです。


ベイト工法には、専門業者による定期管理(基本的には年間契約)が必要となりますので、

定期的に費用が発生します。


※但し、シロアリは防げても腐朽(腐れ)による木材の劣化は避けられませんので注意して下さい。

 

 

●定期的な点検を行う


シロアリ被害を防ぐには、これが基本になります。


シロアリは土の中から蟻道(ぎどう)というトンネルを作って木材に到達します。

 

外束の蟻道

 

柵の蟻道

 

上の2つの写真で、写真中央にある茶色く細長いものが蟻道です。


ウッドデッキの構造自体も、

束石を置いたり、土との境目が目で見てチェックできるようにしておくことも、対策の一つとなります。


それと、必要のない廃材やダンボール(シロアリの大好物)などを

土の上に直接放置することは、

シロアリに餌を与えているのと同じ事になりますので、注意して下さい。

 

 

 

 

記事担当:日暮

家の外でも白蟻にご注意を・・!【株式会社テオリアハウスクリニック】


以前、当社が調査にお伺いしたお宅で外周の点検を行っていたところ、木の廃材が置かれているのを発見しました。

 

家の外で木の廃材を発見
 
 
私たちは床下だけではなく、住宅の外でもシロアリの発生要因となりうるものを、
隅々までチェックしていきます。
 
この箇所を確認してみると・・・
 
シロアリを発見
 
シロアリの生息・食害を発見しました。

 

廃材とその付近にシロアリが・・
 
幸い、こちらのお宅は建物に目立った被害はありませんでしたが、
このように、廃材やベニヤ板などの木材を放置しておくことや、庭に防蟻処理の施されていない木の杭がある場合
これらがシロアリ発生・被害要因となってしまうことがあります

 

つまり、シロアリをわざわざ家に呼び寄せてしまう環境を作っているのと同じなのです。
 

 

住宅のシロアリ予防には、床下だけでなく家の周りにも注意が必要となります。
 

シロアリの作る「蟻道」とは【株式会社テオリアハウスクリニック】

今回は、シロアリが家屋に侵入する際に構築する蟻道」について紹介したいと思います。


蟻道とは、シロアリが土や糞によって作り出すトンネルであり、
体が弱く、乾燥や光を嫌うシロアリが、地中から餌(木材)までの道のりにおいて体を守るために作り出します。
蟻道は、シロアリ被害発見のためのヒントにもなります。
 
下の写真は、複数の蟻道が作られている様子です。
 
複数蟻道が作られています
 
このように、条件によってはシロアリが複数の蟻道から侵入してくる場合があります。
 
また、次の写真は床下に蟻道が張り巡らせられた様子です。
 
張り巡らされた蟻道
こうなると、シロアリの食害が進んでしまっている可能性が高いです
 
そして、シロアリは住宅の構造に関係なく、蟻道を作って侵入してきます。


以下の写真は、鉄製の束に蟻道を構築している様子です。
 
鉄製の束に蟻道が作られています
 
この様に、たとえ鉄骨の住宅であっても防蟻処置を怠ると、

シロアリの侵入・そして床板などの木材食害といった被害に遭う可能性があります。

鉄骨住宅だからシロアリ被害に遭わない、などといった根拠は全くありません。
 
また、家の外壁の低いところにも蟻道が作られ、外からも侵入されることがあります。
(これを外蟻道と呼びます。)
 
  
 

記事担当:日暮

シロアリの断熱材被害【株式会社テオリアハウスクリニック】

シロアリといえば柱などの木材を食べることで知られています。

確かに栄養を得るために食害するのは木材・紙など木由来の製品ですが、そこにたどり着くまでの障害物までも齧って被害を与えることは、一般的にはあまり知られていません。

20110625.jpg

上記の写真は断熱材として使用されていた部材です。
縦横にうっすら走っているのはシロアリの蟻道です(土を運び入れているため黒く見える)。
シロアリは目がほとんど退化しているため、目の前に障害があっても齧って突き進んでいく習性を持っています。

以前紹介した配管の断熱材やこうした部材も、シロアリ対策を行なっていなければ何の抵抗にもなりません。

特に基礎が断熱材に覆われている基礎断熱の場合、断熱材が基礎に沿って土に埋まっているため、一般的な防蟻工事では予防するのは難しいのが現状です。

また被害の発見も難しく、被害を受けた際の駆除施工もとても手間がかかります。

基礎断熱のシロアリ対策については長い間議論や数々の対策が行なわれています。

営業企画部:七海

【関連記事】

・◆基礎断熱はシロアリに喰われるというが?◆http://blog.woody.co.jp/article/13368799.html   

・◆どうする基礎断熱の白蟻対策◆http://blog.woody.co.jp/article/13303218.html

シロアリの羽アリの特徴【株式会社テオリアハウスクリニック】

ブログ関町ハイムP5200244.jpg

HPをご覧になったお客様よりご依頼を頂き、シロアリの被害調査にお伺いしました。

 

  


台所は、羽アリ(ヤマトシロアリ)が発生し、シンクや室内のあちらこちらに取れた羽が落ちている状態でした。

4〜5月に発生し、羽がパラパラ取れやすいというのがヤマトシロアリの羽アリの特徴です。

例年、6月にもなるとヤマトシロアリの羽アリ発生はほぼ終わりです。

 


入れ替わるように、東京や神奈川ではアメリカカンザイシロアリの羽アリのお問い合わせが多くなってきました。

 


これからは、アリの羽アリが飛び立つ時期でもあります。

 


4~5月であれば、ほぼシロアリの羽アリですが、これからの時期は、アリとシロアリの羽アリを見分ける事が大切になってきます。

 


羽アリが発生しても、慌てずに、まずは種類を特定することが重要です。

 


羽アリの見分け方はこちら>>






羽アリ動画と応急処置の方法【株式会社テオリアハウスクリニック】

昨日、関連会社の株式会社ランバーテックさんより、事務所の近所で羽アリ発生の様子を撮影した動画をいただきました。

 



ただ、シロアリ被害がある建物の場合、屋内からこんな感じで飛び出すわけですから、虫の苦手な方は相当気持ち悪いだろうなあと思います。

特に、雨上がりのムシムシした日は要注意です。

先週から、弊社にはお客様からの羽アリ駆除の依頼が殺到しています。

羽アリの発生は、シロアリの被害に気づく数少ないチャンスですので、屋内からこのような羽アリが大量に発生した場合は、専門家に調査を依頼しましょう。(2~3匹程度であれば、室外から飛んできている可能性が高いです。

但し、羽アリが出たからと言って必要以上に慌ててはいけません。シロアリの被害自体は、1週間やそこらで急激に進行することはありません。

応急処置をした上で、慎重に信頼できる業者さんを探してください。

今回は、羽アリが室内から発生している場合に有効な応急処置方法を紹介したいと思います。

★効果抜群?羽アリ応急処置の方法

羽アリは、基本的に巣の中から出尽くすまでは止まらない性質の生き物です。
人体には無害ですが、部屋の中を大群で飛び回るので、気持ち悪いですし、掃除も大変です。

羽アリの出てくる場所が特定されていれば、弊社にご一報頂く前に、応急処置として、以下の方法を試して頂くことをおすすめします。

意外に知られていない方法ですが、羽アリを部屋の中に出さないようにするには効果抜群の方法です。

殺虫剤は使用しないほうが効果があります。

【用意するもの】
・スーパーやコンビニなどでもらえる比較的透明なゴミ袋
・ガムテープなど巾の広いテープ

【手順】

1.羽アリが出ている穴にゴミ袋をかぶせます。穴からでた羽アリが、袋の中
に飛び込むような形にして、穴自体を塞がないようにしてください。

2.隙間のないようにテープで穴の周りを囲み、袋を固定します。

3.そのまましばらく放置します。羽アリは袋が透明なので気付かずに袋の中
を外だと勘違いし、袋にたまり、しばらくするとそのまま死んでいきます。

4.数日後、発生が止まっているのを確認し、袋ごと捨てます。
その時に周りに散らかってしまったら、掃除機などで吸いとってください。

【注意】
殺虫剤を慌ててかけてしまうと、羽アリが広範囲から出てくる恐れがある他、
薬剤の性質上その後の駆除処理の効果が薄まってしまう可能性がありますので、
極力避けてください。袋を刺激するのもあまり良くありません。

発生が少ない場合は、そのまま掃除機で吸ってしまっても大丈夫です。

30年間守らせていただいております。【株式会社テオリアハウスクリニック】

アドバイザーチームの岩井です。
今回お伺いしたのは、築約30年の軽量鉄骨で、2階建ての建物でした。

当社で新築時から防蟻施工を行って頂き、今までで5年おきに5回シロアリ予防処理をさせて頂いております。
P4040003.JPG P4040017.JPG
鉄骨住宅といえども床下は土壌むき出しで、木材も多用されています。しかし、今回の点検でも白蟻の被害はなく至って健全な状態です。

ちなみに、新築時より当社で継続的に予防を行っている建物に関しては、被害発生率はゼロです。このことからも、シロアリ予防の大切さがおわかり頂けるかと思います。

いままで、しっかり白蟻からお家を守らさせて頂きました。

今まで同様これからも、お家を守るために尽力させていただきます!


 

■担当アドバイザーから・・・■

岩井数行

しろあり防除施工士12547号

お客さまに安心して頂けるよう、誠意をもって全力で頑張ります!

 

アドバイザー:岩井

茨城県で最北端のイエシロアリの被害【株式会社テオリアハウスクリニック】

茨城県結城市で地元の工務店さんからの依頼を受けた現場で、現在確認されている中で最北端のイエシロアリの被害を確認しました。

最初にシロアリの死骸と糞が送られてきて、死骸は職蟻の頭部のみしかなく半信半疑でしたが、後に送られてきた実際の被害写真でイエシロアリを確認しました。
img-228173525-0001b.jpg
送られてきた写真の一部
イエシロアリの特徴である卵円形の頭をした兵蟻がしっかり映っています。
ヤマトシロアリとイエシロアリの違いについて

現場を調査すると基礎周りに外蟻道が立ち上がり、分巣が確認できました。

現在駆除施工と周辺の調査が進行中です。

薬剤の効力が消失してシロアリが侵入した事例【株式会社テオリアハウスクリニック】

アドバイザーチームの岩井です。

先日、板橋区の木造2階建て住宅でシロアリ被害調査を行いました。

・今回のチェックポイント(被害ポイント・施工ポイント)
ベランダに雨漏りがあり、木の梁が腐朽し更に白蟻が侵入した事により、部材がかなり被害を受けてしまい、構造部材として使い物にならない状態になってしまっていました。(この部分は部材交換です。)

白蟻の侵入は柱を伝ってですが、今回は仕上げがありそれは確認できず。工事のときには侵入経路特定のため、そこも剥がす必要があります。


ベランダの被害の他に、床下でもシロアリの侵入を確認。
床下の蟻道.JPG

この建物は新築時に予防を行っているのですが、築15年でその間何も処理をしていなかったとの事で、薬剤の効力は既に消失しているため、十分ありえます。

新築時に予防を行っていても、薬剤の効力がなくなればシロアリは侵入可能になります。
こういった事例も珍しくはありません。


■担当アドバイザーから・・・■

岩井数行

しろあり防除施工士12547号

お客さまに安心して頂けるよう、誠意をもって全力で頑張ります!

 

アドバイザー:岩井

掘りごたつのシロアリ被害【株式会社テオリアハウスクリニック】

kotatu01.jpg

昨年の秋口に「和室の埋め込み式の掘りごたつがシロアリによりボロボロになっている」
というお問い合わせを頂き、早速調査にお伺いしました。

見てみると確かに掘りごたつの木枠や隅など全体的にシロアリの食害が見られ、
さらに隣接した畳全体にも被害が広がっていました。

tatami01.jpg
わかりにくいかもしれませんが、
畳の裏側(水色の部分)や、下に敷かれたシートに走っている
茶色い模様はすべてシロアリの蟻道(ぎどう:シロアリが作る土のトンネル)と蟻土(ぎど:シロアリが運んできた土)です。
掘りごたつは、土壌に近い位置にあるので、比較的被害に合いやすい部位です。

お施主様が和室全体の改装をご希望されたため、
後日掘りごたつの解体と同時にシロアリ駆除施工を行ないました。

担当:営業企画部 橋本

【関連記事】

・シロアリの被害に遭った書籍http://blog.woody.co.jp/article/13631378.html   

・畳と障子にシロアリの被害http://blog.woody.co.jp/article/13380614.html

・室内の段ボールがシロアリに喰われてボロボロ・・・http://blog.woody.co.jp/article/13372152.html 

畳の下のシロアリ【株式会社テオリアハウスクリニック】

賃貸の古い木造住宅で押し入れ幅木に被害が出ているという
お問い合わせをいただき、調査にお伺いしました。

幅木とその付近の状況

現場を見てみると幅木だけでなく隣接している畳や床もべこべこになっており、
畳を上げるとシロアリの姿が見受けられました。

畳の下にいたシロアリ

被害が大きいものの床下に入ることができない構造のお住まいだったため、
床全面の修繕施工と同時に防蟻施工を行なうことを提案しました。


【関連記事】

・シロアリの被害に遭った書籍http://blog.woody.co.jp/article/13631378.html   

・畳と障子にシロアリの被害http://blog.woody.co.jp/article/13380614.html

・室内の段ボールがシロアリに喰われてボロボロ・・・http://blog.woody.co.jp/article/13372152.html 

玄関框・ドア木枠のシロアリ被害【株式会社テオリアハウスクリニック】

アパートのオーナー様から「アパート1室にシロアリの被害があり、このままでは貸しに出せない。見てもらいたい」という調査のご依頼がありました。

221115.jpg
 玄関框がザクザクの状態です。 お伺いしたところ、玄関框・室内ドアの木枠に被害が見られました。
こちらの建物では点検口がなかったため、工務店さんに点検口を作成していただき、
床下の点検・後日施工を行ないました。

入居者の方が被害に気いたときは、その場所だけを市販の殺虫剤などで処理されたそうですが、目に見えるものが死ぬだけですので、あまり意味はありません。
ヤマトシロアリは主に土壌の中に棲んでいるため、そこからの侵入を防ぐ処理を行なわない限り根本的な解決にはなりません。
シロアリの被害に気づいたら、まずは専門家に相談しましょう。

鉄骨住宅の床下被害【株式会社テオリアハウスクリニック】

築10年の鉄骨住宅でのシロアリ被害事例です。
今年5月にヤマトシロアリ羽アリが発生している建物です。
tekkotu02.jpg

ちなみに、今回の侵入場所は配管カバーです。このカバーの断熱材は、シロアリにとって齧りやすく快適なので侵入されやすい部分です。
実際にシロアリの生息も確認され、トイレ他水回りの床下に被害が及んでいました。

tekkotu.jpg
鉄大引きの上にある根太が被害を受けている

シロアリの被害は、木造・鉄骨などの構造に関係なく起こります。

鉄骨住宅でも、床が抜けてしまったり、築半年以内で既に被害が出てしまったような物件を私たちは何件も見てきています。
予防をしていれば、全ては防げた被害なのです。

【関連記事】

・日本人が最も恐れるべきは、ヤマトシロアリの被害です! 

http://blog.woody.co.jp/article/13392843.html   

・玄関(上がり框)のシロアリ被害

http://blog.woody.co.jp/article/13380535.html

・室内の段ボールがシロアリに喰われてボロボロ・・・

http://blog.woody.co.jp/article/13372152.html 

雨漏れによる1階天井のシロアリ被害【株式会社テオリアハウスクリニック】

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玄関から羽アリが発生した(発生は5月)との連絡を受け、調査に向かいました。

玄関の天井隅のクロスをめくるとヤマトシロアリの被害跡がありました。
現在は修復されていますが、この場所は過去に雨漏れがあったそうです。

ヤマトシロアリは水を運ぶ能力が弱いため、1階天井など高所には被害を出すことは稀です(状況によってはありえますが)。

しかしこのお宅では雨漏れがあったため、その水分を供給源とし、天井までシロアリが上がったケースです。

雨漏れがある建物の場合、薬剤処理より前に補修が先決です。

雨で流れて有効成分が流れ出してしまうと、効果がなくなってしまうのです。

一つの巣に複数の女王が存在するヤマトシロアリ【株式会社テオリアハウスクリニック】

先日、調査にお伺いしたお宅でヤマトシロアリの生殖虫を見つけました。

ヤマト女王たち.jpg
ヤマトシロアリの生殖虫(女王)は複数(数百匹を超えるものも)いるということが分かっています。

コロニーの創設段階では雌雄(女王と王)一対だったものが、コロニーの成長に伴い女王(第二次生殖虫、副生殖虫、継承生殖虫などと呼ばれます)の数が増えていきます。

ヤマトシロアリの女王はどう考えても一匹で移動できないような体格のイエシロアリの女王と比べると、かなりスマートです。※この写真の物はヤマトシロアリの女王の中では小さい方ですが。

イエシロアリのように女王1匹の大きさは大きくありませんが、複数の女王を持つことで万単位のコロニーを維持する事が可能になっています。

ヤマトシロアリは単為生殖が可能なことも分かっており、複数存在する女王は女王のみの遺伝子で作られたもので、いわば分身です。

有性生殖で女王の生産をしないのは、近親交配で遺伝的に弱くなるのを避けるためと考えられています。

参考文献:ヤマトシロアリの配偶システムと条件的単為生殖

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ヤマトシロアリの羽アリの群飛が始まりました!【株式会社テオリアハウスクリニック】

今週から、関東各地でヤマトシロアリの羽アリ群飛情報が寄せられています。

羽アリや、アリとの見分け方についてのについての情報はこちら>>

4月下旬〜5月中旬はヤマトシロアリの羽アリが一気に飛び立つ時期です。(関東ではこの時期以外はヤマトシロアリの羽アリが飛ぶことは稀です。)

当社には今日時点で以下の群飛情報がお客様より寄せられています。

3月下旬
(東京都)三鷹市
4月10日
(東京都)江戸川区
(千葉県)市原市

4月14日
(茨城県)つくば市
4月20日
(東京都)台東区・杉並区
(千葉県)八千代市

4月21日
(東京都)大田区・台東区・杉並区・江戸川区・台東区・葛飾区・新宿区
(埼玉県)大里郡寄居町
(茨城県)古河市・土浦市

4月23日
(埼玉県)春日部市
(茨城県)稲敷郡

4月24日
(栃木県)那須塩原市
(茨城県)稲敷郡

4月25日
(茨城県)龍ヶ崎市
(茨城県)稲敷市

4月26日
(長野県)塩尻市

羽アリは日本全国どこでも発生しますので、屋外でしたら特に気にする必要はありませんが(何かしらの予防対策を行っている場合)、屋内から発生した場合はほぼ間違いなくシロアリの被害があります。

この時期しか目立った発生はありませんので、住まいの危険サインを見逃さないようにして下さい。

もし、屋内からシロアリの羽アリが発生した場合、まずは信頼のおける専門家に診断してもらいましょう。

シロアリの被害に遭った書籍【株式会社テオリアハウスクリニック】

 

 

当社が調査にお伺いしたお宅にあった、ヤマトシロアリに激しく食害されている本です。

この本は和室の壁際に置かれていたそうです。 床下から上がってきたシロアリが畳を通って

本まで食害したと考えられます。

 

 

シロアリの被害は柱の中や床下など普段人の目に触れないものですが、畳や障子、そして本のように、身近なものが被害に遭っているのを見ると、「日本の住宅は木造じゃなくてもシロアリの餌になりうる」ということが如実に実感できます。(本の被害はあまりないですが。)

 

来週辺りから、ヤマトシロアリの羽アリシーズンになりますので、その情報も入り次第告知したいと思います。

 

文章:七海

 

 

まだまだシロアリの活性が非常に高い時期です。【株式会社テオリアハウスクリニック】

今回は、シロアリ駆除の方法の一つである「ベイト工法」について紹介したいと思います。

 

この「ベイト工法」は一般的な「薬剤散布におけるシロアリ防除」の方法とは全く異なります。

シロアリにベイト剤という遅効性の毒餌を食べさせることによってシロアリを駆除する方法なのですが、最初からベイト剤を使わず、まずはシロアリを集めることから始めます。

 

先日、4か月前にベイトステーションを設置したお宅に伺い、調査をしたところ、15箇所設置したほとんどのステーションにシロアリが見られました。

 

これはその一つです。

ベイトステーションに集まったヤマトシロアリ.jpg   

ベイトステーションを開けてみたところ 

                          

 

ベイトステーションに集まったヤマトシロアリ (2).jpg

    ヤマトシロアリによる食害が見られます 

         

 

ステーションの中にはシロアリを集めるための木片が入っていて、この周辺に蟻道の構築を確認し、初めてベイト剤を投入します。

 

夏〜秋にかけての時期、ヤマトシロアリの羽アリは発生しませんが、温度が高く、かなり活性の高い時期ですので、ベイトステーションの設置にはもってこいの時期と言えます。

 

【関連記事】

・日本人が最も恐れるべきは、ヤマトシロアリの被害です!http://blog.woody.co.jp/article/13392843.html   

・玄関(上がり框)のシロアリ被害http://blog.woody.co.jp/article/13380535.html

・室内の段ボールがシロアリに喰われてボロボロ・・・http://blog.woody.co.jp/article/13372152.html 

シロアリが丸見えな被害動画!!ヤマトシロアリ被害映像【株式会社テオリアハウスクリニック】

先日、当社の関連会社で長野県の株式会社ランバーテックより、珍しいヤマトシロアリの動画を入手しましたので紹介します。

なんと、普段は被害があってもその姿を見ることの少ないシロアリが、丸見えになっています。
続きを読む

配管がシロアリの通り道に〜鉄骨造住宅でのシロアリ被害〜【株式会社テオリアハウスクリニック】

【経緯】   

「先日、既にシロアリの被害を受けている。洗面所・浴室の床下木材にも腐食が見られる。処置法なども点検時にアドバイスしてほしい」といったご依頼が入りました。

この時点でかなり被害が進んでいることが考えられたのですが、実際にお伺いしてみるとその被害状況は予想以上のものでした。 

 

【現場の状況】

浴室入口の木枠にできた穴

浴室のドア枠と壁の隙間を覗いたところ

 

洗面所の床は、浴室側に向かうにつれてスカスカとなり、歩いていても「落ちそう」と思ってしまうぐらいでした。更にユニットバスの浴室入口の下はほとんどの木材が食べられていて大きな穴になっていました。

 

ここまで食べられてしまうと私たちシロアリ駆除業者では対応できず、穴を修復する工務店との連携が必要になります。(当社は各地域で信頼のある工務店様にバックアップしていただいていますので、こういう場合も対応が可能です。)

 

被覆配管内の蟻道(1)
被覆配管内の蟻道(2)

 被覆配管を剥がしてみたところに蟻道ができている

 

 

床下に潜って見てさらに驚いたのは、洗面所下に7本立っていた被覆配管(断熱材で覆われた配管)のうち6本に蟻道ができていたことです。

 

鉄骨造りで床下に木材の少ない住宅も、このようにシロアリが被覆配管の中を通って床上まで被害を受けることがあります。

 

シロアリや、シロアリ被害に関するお問い合わせはこちら>>

 

 

 

■担当アドバイザーから・・・■

田中勇史  2007年度入社

学生時代からハチの研究をしていました。

その時得た知識は現在もハチ駆除の業務で活躍しています。

ハチに関してお困りの方は私田中におまかせください!

アドバイザー:田中

 

 

【関連記事】

・日本人が最も恐れるべきは、ヤマトシロアリの被害です!http://blog.woody.co.jp/article/13392843.html   

・玄関(上がり框)のシロアリ被害http://blog.woody.co.jp/article/13380535.html

・室内の段ボールがシロアリに喰われてボロボロ・・・http://blog.woody.co.jp/article/13372152.html 

畳と障子にシロアリの被害【ヤマトシロアリ被害事例】

 

 【経緯】

築27年のお宅より、「一階の和室の柱に虫害のような跡がある」とのご連絡を受け、

現場に向かいました。このお宅では、新築以来シロアリ予防工事はしていなかった様子でした。 

 

【現場の状況】

畳下の被害.jpg

畳の下の被害

 

柱近くの畳を上げてみると、シロアリによる明らかな食害の跡が見つかりました。

シロアリは一階和室の床下から上がり、まず柱と畳・敷居を食害したようです。

 

畳に隣接してしばらく動かしていなかった障子にも被害が及んでいました。

 

障子の被害.jpg

障子の被害

 

外部からはよく分かりませんが、この障子の中にもしっかりシロアリが生息して

しまっていたようで、後にこの障子が元となって被害が再発し、二度目の

駆除工事を行なうに至りました。(二度目の施工で障子は破棄されました。)

 

シロアリは住宅の部材だけでなく、こうした長い間同じ場所にある木製品・紙製品にも

被害を与えるケースがあります。【段ボールの被害参照

 

今回のように建具が被害を受けるケースは稀かもしれませんが、

家の中に、長い間動かしていない建具や段ボールなどがあるお宅では、 

お掃除がてら、シロアリが来ていないかチェックをしてみるとよいかもしれません。

(特に窓際など、雨が浸透しやすいような場所は要チェックです)

 

 

調査報告:大野(東京営業所アドバイザーチーム)

文章担当:七海(本社マーケティング部)

 

【関連記事】

・日本人が最も恐れるべきは、ヤマトシロアリの被害です!http://blog.woody.co.jp/article/13392843.html   

・玄関(上がり框)のシロアリ被害http://blog.woody.co.jp/article/13380535.html

・室内の段ボールがシロアリに喰われてボロボロ・・・http://blog.woody.co.jp/article/13372152.html 

シロアリとアリの羽アリを見分けるには?【株式会社テオリアハウスクリニック】

2009年に入り早くも2月が終わろうとしています。

 

そう、あと2ヶ月でシロアリ屋さんの最も忙しい時期と言われる「羽アリシーズン」がやってきます。

 

気温や湿度などのある条件がそろうと、森の中だろうが家の中だろうが、全国の羽アリたちが一斉に飛び立ちます。

 

この羽アリが飛んだということで、シロアリの被害に気付くパターンが一番多いのです。

幅木からヤマトシロアリの羽アリ.jpgコンセントからヤマトシロアリの羽アリ.jpg 

2008年5月1日に発生した、ヤマトシロアリの羽アリ写真

 

 

 

正確に言うと、ヤマトシロアリの羽アリシーズンで、イエシロアリ(6〜7月)やアメリカカンザイシロアリ(通年)とは時期が異なります。

 

日本に生息するシロアリはほとんどがヤマトシロアリとイエシロアリです。

 

当社所在地を含め、イエシロアリのほとんどいない関東以北の地域では4月下旬〜5月中旬くらいまでが「シロアリの羽アリシーズン」です。

 

上記のような羽アリを家の中で見かけた場合は、間違いなくシロアリですので、専門業者に見てもらってください。

 

ちなみに、家の外で見かけただけであれば、特に問題はありません。(シロアリはどこにでもいる昆虫です)

 

あえて「シロアリの」としたのには訳があります。「アリ(クロアリ)の羽アリシーズン」も存在するからです。 このクロアリとシロアリの区別に苦労する方が多いようです。

 

当社でも、「シロアリの羽アリが発生した」と連絡を受けて調査へ伺うと、実はアリだったということがよくあります。

 

「クロアリの羽アリシーズン」はアリ自体の種類が多いので時期がまちまちですが、だいたい5月〜11月と非常に長いです。

 

そのほとんどは、「シロアリの羽アリシーズン」には飛ばないので時期で見分けが付きます。

 

しかし、中にはかぶる種類もいますので注意してください。そんなときには、形で見分けることができます。

 

形で見分ける方法は、下記イラストを参照してください。

翅を広げた羽アリの特徴(シロアリ).jpg翅を広げた羽アリの特徴(クロアリ).jpg

これはわかりやすく絵にしたものですが、実際に見かける羽アリはこのように羽を開いた状態ではありませんから、一般の方は慣れていないと見分けるのが難しいと思います。なので、今回は写真を載せました。

 

以下の写真は、あるシロアリとアリの写真です。いかがでしょうか。(ヒント:羽と体の形)

■1枚目:

羽アリ写真1枚目

 

■2枚目:

シロアリ(アメリカカンザイシロアリ)の羽アリ




答えは

1枚目:クロアリの羽アリ

2枚目:シロアリ(アメリカカンザイシロアリ)の羽アリ

でした。

これが見わけられれば、バッチリです。

 

文章担当:橋本 

 

【関連項目へのリンク】

恐るべきヤマトシロアリの被害(公式ブログ内)http://blog.woody.co.jp/article/13392843.html

クロアリ発生事例(公式ブログ内)http://blog.woody.co.jp/article/13396991.html

日本人が最も恐れるべきは、ヤマトシロアリの被害です!

先日、横浜市の旭区で「浴室の木枠がシロアリに喰われている、駆除できるか検討してほしい。」というお問い合わせがあり、調査にお伺いしました。

 

まずは浴室の被害チェック。自分の身長の高さまで蟻道が上がっていました。 犯人はヤマトシロアリでした。

 

和室が2部屋ありましたが、床下への点検口がなかったのでそれぞれに作成しました。

ここの被害は深刻で、床束が食害され、その場で倒れていました。 (倒したわけではありません、念のため)

ヤマトシロアリ 床束の被害.jpg

         倒れた床束

 

ヤマトシロアリの被害.jpg

         別の床束の食害

 

 

 

その他の部分も、それぞれが基礎で囲われていたので、開けられない部分の床下は調査できませんでした。 

 

近々、リフォームの予定があるそうなので、その時に床を全部剥がして薬剤処理をすることになりました。

 

そして、このお宅は築35年の木造住宅で、裏手には雑木林がありました。

 

雑木林など、シロアリの好む環境が近くにある場合は、食害にあう可能性がさらに高くなります。 しかし、ヤマトシロアリ古来より日本全国どんな土の中にでもいる昆虫です。

 

イエシロアリに比べると、被害の進行が遅いといわれるヤマトシロアリですが、日本で一番被害件数が多いのがこのヤマトシロアリです。

 

怖いことに、最近テレビの影響もあるのでしょうが、当社に寄せられる質問を聞いていると「アメリカカンザイシロアリやイエシロアリは怖い」という情報ばかりが独り歩きして、もっともポピュラーなヤマトシロアリへの関心が薄れてきているような気がします。

 

ヤマトシロアリは、アメリカカンザイシロアリと違って土壌から侵入することがほとんどです。

 

しかしその対策を怠れば、日本国内では、一番遭遇しやすい建築害虫だということを忘れないでください。

玄関(上がり框)のシロアリ被害

【経緯】
「アパートの一室の玄関にシロアリが食べたあとがある、一度見に来てほしい」というご依頼があり、現場に向かいました。点検の際オーナー様のご意向で、後日別のアパートの調査も行ないました。

 

【現場の状況】

上がり框被害1.jpg

被害の様子 


玄関に入ると、上がり框(上り口に取り付けた横木)の表面がはがれ、内部が蟻害でボロボロになっていました。また、もう一方のアパートでは床下に蟻道(ぎどう)が見られ、室内の窓枠にも被害が認められました。

この窓枠の外壁にはひびが入っていました。このひびから雨水が浸透して、その湿気を頼りにシロアリが窓枠まで上がってきてしまったようです。

窓枠被害.jpg 

ヒビ.jpg

窓枠の被害(上)と外壁のひび(下)

 

床上でのシロアリ被害の中で多いのが、玄関の上がりかまちやドア枠の被害です。
4〜5月にはここから羽アリが飛び立ち、当社へ問い合わせの電話が来ることもあります。

またシロアリは湿気のある環境を好むため、雨漏りがある場合はその部分を通って思わぬ場所まで被害を及ぼすこともあります。

 

壁の中からシロアリの巣が…横浜市でのイエシロアリ被害

 最近は温暖化の影響なのか、関東地方には本来少ないといわれるイエシロアリの被害が多くなってきました。

 

 今のところ分布は沿岸部に集中していますが、東京都内でも新宿区や世田谷区で発見された記録もあり、今後どんどん分布の北上が起こる可能性があります。

 

 今回は関東地方でイエシロアリの報告が多い、神奈川県横浜市でのイエシロアリの被害事例を紹介します。

 

 【経緯】

「一階玄関脇納戸がシロアリ被害にあっている、早急に来てほしい。」という問い合わせがあり、さらに「巣が作られている」とのこと、これを聞いた担当者は、もしかしたら…という心配をしながら現場に向かいました。

※関東地方のシロアリ業者は一般的にヤマトシロアリを相手にすることがほとんどです。ヤマトシロアリはイエシロアリと違って特別な巣を作りません。ちなみに、1つのコロニーのヤマトシロアリはせいぜい数万匹ですが、イエシロアリは世界で最も加害の激しい種類といわれ、その数は100万にも達することがあります。

 

 

【現場の状況】

担当者の予想は当たり、幅木周辺の壁は既に剥がされていて、特徴的な形をしたイエシロアリの巣が覗いていました。

壁を剥がしてみたところ.jpg

        壁を剥がしたところ。

イエシロアリの巣の一部.jpg

特徴的な形のイエシロアリの巣(破片にしたもの)

部分的に薬剤処理.jpg

        部分的に薬剤を処理

イエシロアリは、基本的に薬剤処理がポピュラーなヤマトシロアリとは駆除方法が異なる場合が多く、巣の規模も違うので被害にあった建物だけを処理してもほとんど意味がありません。

 

それは、女王のいる巣が建物にあるとは限らないためです。 イエシロアリのコロニーは半径数十メートルに及ぶものも珍しくありません。

 

なので状況に応じて施工方法を選ぶ必要があります。(ここは建物の敷地内に巣があり、薬剤で建物を処理した後に、ベイト剤という毒餌を一定期間与え、弱らせてから撤去するという施工方法をとりました。)

 

こう聞くと、「イエシロアリは怖いシロアリだ…」と思う方もいるかもしれません。

 

でも、ヤマトシロアリは生き残った20〜30匹からでも女王が生まれて新しいコロニーを再生する能力があるのに対して、イエシロアリは女王を駆除するだけで一気に勢力が衰えます。

 

なので女王の居場所さえわかってしまえば、ヤマトシロアリより駆除が容易な「場合も」あります。

 

ただ、 世界で最も加害の激しい種類と言われるくらいなのでもちろん侮れません。

 

いったん食害が始まると、ものすごい勢いになり、築3年半で建て替えを余儀なくされたお宅もあります。

 

しかしイエシロアリもヤマトシロアリも同じシロアリです。

 

なのでシロアリの予防工事をしていれば、被害は防げるのです。

◆室内の段ボールがシロアリに喰われてボロボロ…◆

【経緯】
先日、横浜市の現場で、「住宅の1階納戸引き戸枠にシロアリ被害あり、調査、見積もりをお願いしたい」というFAX依頼があり、点検に伺いました。 ちなみに、このお宅は鉄骨住宅でした。

 

【現場の状況】

FAXの通り、納戸引き戸のドア枠にシロアリ被害を確認しました。ちょうど側に点検口があるので、覗くと点検ロの枠もシロアリ被害に遭っていました。蟻道(ぎどう)もあったので、壊してみましたが、生体は確認されませんでした。

 

 

幅木の被害.jpg 

@幅木の被害と蟻道

 

シロアリ調査中.jpg

A納戸の幅木を剥がして侵入ルートの特定(右側が浴室)

 

納戸の幅木を剥がすと、裏側に蟻道が現れ、侵入ルートがほぼ確定、隣には浴室があるので、そこから被害が広がっていったことが判明しました。

 

さらに、廊下の幅木もシロアリの伝っている形跡があり、そばに置いてある段ボールに注目しました。

シロアリに食害された段ボール.jpg

B食害された段ボール 

 

矢印つき段ボールシロアリ被害.jpg

C段ボールのあった場所

 

段ボールと壁の間に蟻土(ぎど)というシロアリの運んだ土がついていて、段ボールを動かすと蟻土がぽろぽろとこぼれ落ちました。段ボールはシロアリの大好物(原材料は木)ですので、ボロボロに喰われていました。

 

そして、段ボール下のフローリングにもシロアリの被害を確認しました。室内に大量のシロアリがいたため、現物を見てすぐにヤマトシロアリと判明しました。

 

ヤマトシロアリの巣は元々土の中にあるので、床下など、暗い所にいるイメージが強く、乾燥に弱いので空気に触れることを嫌います。

 

しかし室内であっても、床下より土を運び、蟻道(ぎどう)という通り道を作りながら侵入してくることも起こりえるのです。

 

【用語解説】

蟻土(ぎど):

シロアリが運ぶ土。主に自らが外気に触れないようにするためのバリアとなる。シロアリの出す粘液・排泄物によって固められる。

 

蟻道(ぎどう):

乾燥や高温に弱い種類の地下シロアリの仲間が地中から地上へあがるときに構築する、蟻土でできたトンネル。

 ・・・ちなみに蟻土=蟻道として扱われることもよくあります。 

 

ヤマトシロアリ:

ミゾガシラシロアリ科に属する日本におけるもっとも一般的なシロアリであり、建築害虫。北海道の北部を除き日本中の土の中に生息している。木材(セルロース)を加害する。

 

 

関東で最大級のイエシロアリの巣を掘り出しました。

 【経緯】

先日、神奈川県横浜市のあるところで調査をしていたお宅で、関東地方では比較的珍しい

イエシロアリの被害があり、当社で駆除施工を行いました。

 

しかし、被害のある建物を駆除したところでイエシロアリの巣というのはすぐ近くにあるとは限りません。

 

実際一つのコロニーが100メートルにも及ぶことがあり、その中で女王のいる元の巣(本巣と呼ばれます。) を駆除しないことには完全駆除は出来ません。そこで、調査と同時に本巣があるのではないかと目をつけておいたところを、後日駆除の為に掘り出すことにしました。

 イエシロアリ本巣の場所.jpg

目をつけた場所は、被害のあったお宅の崖の下にある切り株でした。

目をつけた理由は、日当たりもよくて暖かいので高温を好むイエシロアリにとっては最適ではないかと考えたのと、その切り株も、周辺の木々もすべてイエシロアリの被害を受け、生木でさえスカスカになっているものもあったからです。

 そして、決定打は切り株の根元を少し掘ると、イエシロアリの兵蟻(兵隊アリ)が出てきたからです。

 

【周りの木々の様子】

イエシロアリ食害.jpg

 これは、イエシロアリの被害を受けて皮がぼろぼろの木です。この木は死んでいました。

 

イエシロアリ被害.jpg

木の表面についているのはイエシロアリが運んできた土です。今年の夏にここから羽蟻が飛んで、その後をシロアリが土で塞ぐとこのような形になります。もちろん外皮の裏はイエシロアリに食われてスカスカです。この木はまだ生きてました。

 

 【掘り出しの様子】

 イエシロアリ本巣掘り出しの様子.jpg

表面から、ていねいに、 巣を壊さないように掘り下げていきます。

 

イエシロアリ本巣掘り出しの様子2.jpg

約1メートルぐらい掘ったところで、だんだん姿を現しました。

 

正体を現し始めたイエシロアリの本巣.jpg

・・・結局、2メートルも掘り下げて、 「ようやく」 姿を現しました。

 

 

掘り出した巣は、1メートル×50センチの、関東地方としては最大級のものでした。

人間と比べるとその大きさがわかると思います。 

発掘したイエシロアリの巣

巣の大きさ比較

 

関東地方はイエシロアリの分布の北限で、数も少ないです。

 

とはいえ世界でもっとも加害の激しい種類といわれるイエシロアリですので、時にはこのような大規模なコロニーになることもあるのです。

新築半年のお宅でのシロアリ被害

【経緯】

先日、こんな問い合わせがありました。

 

「築半年、新築物件の和室の畳ににシロアリのようなものが出ている」

 

というものがあり、送られてきた写真を見てみました。 

 畳のシロアリ被害.jpg

        (送られてきた写真)

 

これは・・・どうみてもシロアリ(一番ポピュラーな種類のヤマトシロアリ)なのですが、普通は新築間もない物件でのシロアリ被害というものはかなり少ないものです。

 

原因を探るため、急いで調査に伺いました。

 

【現場の状況】

現地を見てみると、和室の畳には既に殺虫剤で処理したらしく、被害の跡はありましたがシロアリはいませんでした。 しかし、シロアリは地下に巣があってそこからあがってくるのです。

 

殺虫剤で応急処理したところでシロアリは地下に必ずいます。

その和室には堀ごたつがあり、おそらくそれを伝ってシロアリが上がってきたものと推測されました。

 

まずは念のため、畳を全部上げて和室全体をターマトラックと呼ばれるシロアリ探知機で探ってみました。

ターマトラック.jpg

ターマトラックは、電磁波を使ったシロアリ用の探知機で、見えない場所にいるシロアリの動きを目盛りで察知することのできる画期的なものです。しかしシロアリが動いていないと反応しないほか、シロアリの被害はあってもすでにシロアリがいない場合は反応しないので、あくまでシロアリ調査の補助的ツールとして使用されています。>

 

しかし反応がなかったので、掘りごたつを丸ごと開けて見てみることにしました。

 

すると、

 

掘りごたつのシロアリ被害写真1 掘りごたつのシロアリ被害写真2

掘りごたつの裏の合板にはこびりついた土が・・・

 

 掘りごたつの裏にいたヤマトシロアリ 被害写真

中にはたくさんのシロアリがいました。

 

シロアリの巣が床下にあり、ちょうど上がりやすいところに掘りごたつがあったので、建てたばかりにもかかわらず、こんなにも早く登ってきてしまったのです。

 

もう一つ考えられる要因は、新築時にシロアリ予防工事を行っていなかったということです。

 

このお宅は鉄骨住宅なので、新築時に薬剤によるシロアリ予防工事をしなくても法的には問題がありません。

 

しかし今回の被害は、シロアリ予防工事をしていれば確実に防げた被害でした。

 

いくらシロアリに強い建物でも、内装材は木材が使われているので、どの住宅でも被害にあう可能性はあります。

 

そしてシロアリは日本全国(北海道の一部を除く)、土の中ならどこにでもいる。という事実。

 

当社の理念は「シロアリに食われて泣くよりまず予防」

 

当社としては、どんな構造の建物でも、シロアリ予防工事は必要だと考えます。

 

 

見ただけではわからない、被覆配管の蟻道とシロアリ被害【株式会社テオリアハウスクリニック】

先日、床下点検を行ったお宅で、見ただけでは絶対にわからないシロアリ被害がありました。

 

このお宅は鉄骨住宅で、床下を見たところ、シロアリの形跡は見られず、おそらく大丈夫だろうと思われました。

 

しかし、ただ見るだけではプロの点検とは言えませんから、木材をドライバーで叩いてみたり、給水・排水管などの被覆配管の断熱材も剥いで確認しなければなりません。

 

今回は床下の「被覆配管」にシロアリを発見しました。

 

しかし、外側には何もシロアリの形跡はないのです。

 

【シロアリのいた被服配管の断熱材の写真はこちら】

シロアリの通った被服配管  

@シロアリの通った被覆配管の断熱材  

 

蟻土

Aシロアリが中に持ち込んだ蟻土(ぎど)

 

被覆配管の中にできた蟻道 

B被覆配管の断熱材全体       

 

被覆配管の中のシロアリ

C断熱材にいたシロアリ

 

 

@ ご覧のとおり、外側からでは全く分かりません。

中がちらっと見えますがこれは断熱材のみを外したものです。実際にはテープなどでぐるぐる巻きになっていますから見ただけではわかりません。

 

A断熱材の内側はシロアリが持ち込んだ土(蟻土と呼ばれます)でいっぱいです。

 

B上から下まで、蟻土でいっぱいです。

 

実際、このお宅はこの被覆配管を通ってきたシロアリによって、床の材が被害を受けていました。

 

放っておけば床が抜けてしまう可能性もありました。

 

いくら床下に蟻道(シロアリの作る道)がなくても、安心できません。

 

シロアリは被覆配管やコンクリートの隙間からでも上がってくるのです。