アメリカカンザイシロアリが糞の壁を構築する過程【株式会社テオリアハウスクリニック】

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昨日、飼育中のアメリカカンザイシロアリが糞の排出口に排泄物で固めた糞の壁を作り始める様子を撮影出来たのでアップします。

アメリカカンザイシロアリは、通常時は顆粒状(砂粒状)の糞を主に排泄しますが、蟻道や壁を作るときなどは、こういった液状の糞と、使い分けができるということが良く判ります。

固形状と液状の排泄をするというのはほかの昆虫(シロアリも)でも当たり前に見られることなのですが、カンザイシロアリの場合・・・乾材・・・硬い糞・・・となるとやはり違う目で見てしまいがちになり、こういうものだと決めつけてしまいがちです。

初めは私も、少ない水分を最大限に利用するカンザイシロアリのことだから、カラカラになった糞以外しか出さないだろう、と思っていました。

ただ、蟻道を眺めるたびに、土を利用しないカンザイシロアリがこれだけの材料をどこから持ってくるのか・・・という疑問はあり、やはり形状違いの糞を使い分けるのか・・・もしくは木屑を口からの分泌液で固めているのではないかと色々考えていました。。

「やはりこれも排泄物の一部か・・・」初めて液状の糞を見たとき、一人で感動してしまいました。

どんな生き物でも、理解するためには観察が第一、という意識でこのシロアリとも対峙していく必要を感じました。

翌日には、いつもの糞壁が出来ていました。。このコロニーは順調に育っているので、これからもっといろんな知識を提供してくれると思います。

担当:橋本

【関連項目へのリンク】

アメリカカンザイシロアリの被害を見つけるためには?http://blog.woody.co.jp/article/13384692.html

アメリカカンザイシロアリの初期のコロニーの特徴http://blog.woody.co.jp/article/13569019.html  

アメリカカンザイシロアリの柔らかい糞http://blog.woody.co.jp/article/13579293.html