カンザイシロアリに間違えられやすい穿孔性害虫の被害と写真Aシバンムシ編【株式会社テオリアハウスクリニック】

今回は、アメリカカンザイシロアリの糞に間違えられやすい糞を出す虫の第2弾で、シバンムシの糞について紹介したいと思います。

ジンサンシバンムシの成虫

ジンサンシバンムシの成虫

このシバンムシの糞も、カンザイシロアリに間違えられやすい雰囲気です。

 

パラパラ乾燥していて、盛り塩のように溜まることがあるためです。

 

しかし、爪で圧すと簡単につぶれるので区別がつきます。

 

形自体は細長く、いわゆる「糞」の形 です。比較的大きさは揃っていることが多いですが、カンザイシロアリのような俵状ではありません。 ルーペがあれば、すぐわかります。

 

シバンムシの糞.jpg

シバンムシ類の糞(拡大写真)

オオナガシンクイの糞.jpg

オオナガシンクイの糞(拡大写真)

アメリカカンザイシロアリの糞

アメリカカンザイシロアリの糞(拡大写真)

 

このシバンムシの仲間で有名なのが、家屋に発生するタバコシバンムシ、ジンサンシバンムシという2種類です。

じつは、これらのシバンムシは、どんな家でも発生する可能性があるくらい、ポピュラーな害虫です。

 

木材を加害するのはジンサンシバンムシの方で、主に古材(古い木材)を好むので、重要文化財などでよく被害が発生します。

一般住宅への被害も、場合によっては深刻になります。

 

もし、この記事を読んで「この木屑の様なものはカンザイシロアリ?」と思った方は、以下の点に注意してみてみましょう。

 

@大きさが1ミリ前後であるか:1mmより明らかに大きかったり小さかったりする場合はカンザイシロアリでない可能性が高いです。(カンザイシロアリ:1mm弱が平均)

A爪で簡単に潰せないくらいの硬さがあるか:爪で圧して簡単に潰れたり壊れたりしてしまうような糞はカンザイシロアリでない可能性が高いです。 カンザイシロアリの糞はかなり硬く、そう簡単には潰れません。

B形は俵状で一定であるか:形が定まっていなかったり、俵状の形をしていない場合(丸かったり、細長かったり)は、カンザイシロアリでない可能性が高いです。 縦にスジが入っているものが多いですが、例外もあります。

 

・・・逆に、すべて当てはまるようであれば、カンザイシロアリの可能性が高くなります。 もし、区別がつかない場合は、専門家に相談しましょう。

 

当社までお送りいただいて、同定することも可能です。

 

担当:橋本

 

【関連項目へのリンク】

アメリカカンザイシロアリの被害を見つけるためには?http://blog.woody.co.jp/article/13384692.html

クローズアップ現代の反響【アメリカカンザイシロアリについての質問と回答+お問い合わせの方法について】 http://blog.woody.co.jp/article/13388505.html

屋外でのアメリカカンザイシロアリの被害http://blog.woody.co.jp/article/13471225.html