アパートでのイエヒメアリの被害

【経緯】 

夏の終わりごろ、クロアリの駆除をしてほしいというご依頼が当社に届きました。

そのアパートでは以前からクロアリの被害に遭っており、お客様がアリに噛まれてお医者さんに行ったこともある、ということでした。

 

【被害の状況】

現場に行ってみると、勝手口や流しの下に保存してあったインスタントラーメンなどが

食害されており、その被害状況やアリの現物を見たアドバイザー(当社の調査員)は、

イエヒメアリと同定しました。

 

【その後の対処】

アパートのオーナー様にイエヒメアリの駆除の難しさを説明し、もし

駆除をする場合は多くの時間と費用がかかってしまう可能性があるということをお話しすると、

市販のベイト剤(餌を食べさせるタイプの殺虫剤)で気長に付き合っていくという形で

ご納得を頂き、当社では施工を行いませんでした。

 

現場で採取したイエヒメアリをスコープを使って観察

 

クロアリの被害の場合、隣に大きな公園があったり神社があるなど、

建物周囲の環境や屋内の環境が起因する場合も多いです。 

当社の調査員は被害箇所だけではなく、そういった周囲の状況を見ながら適切な

アドバイスをいたします。社内で調査員のことをアドバイザーと読んでいるのはそのためです。

 

 

 

・・・「イエヒメアリ」とは

 

イエヒメアリ写真

・成虫の体長は 2-2.5 mm の、黄色から赤褐色の小さなアリ。

 

・名前の通り人家の環境に適応したアリで、家の中のあちこちに巣を作ります。特に壁の中や、電化製品の中など狭いところに好んで巣を作り、しばしば大量発生して住人を悩ませます。

 

・イエヒメアリはアフリカ原産で、日本の気候ではほとんど屋外には生息できず、家屋で営巣します。侵入は引っ越しなど、人の移動に伴うことがほとんどです。

根絶させるためにはベイト剤が有効ですが、食性が特殊なので市販のベイト剤ではなかなか効果がでない場合があります。動物性タンパク質入りのものを使用しましょう。

但し、イエヒメアリは小さいので、顆粒状の餌だと大きすぎて運ぶことができません。顆粒状の場合は 粉末状にすりつぶしてから使用することをお薦めします。

しかし大型の建物などに発生してしまうと専門家でも駆除が難しい場合があります。屋内に小型の茶色っぽいクロアリが発生していたら、種類を調べて、イエヒメアリであればすぐに対策したほうがよいでしょう。同定できなければ専門業者に調査を依頼するのが賢明です。

 

※クロアリ類駆除の金額につきましてはお問い合わせくださいませ。